モカと私、そしてマウイとウインストン

私の住んでいるのは140年の歴史を持つヴィクトリア朝のアパートメントで、このあたりはRoyal Boroughと呼ばれる歴史風致地区。美しい建物と緑が静かに共存するこの街では、時間の流れが少し違って感じられます。
VintageのAnsleyのTeacup、集めるのがいつの間にか趣味になりました。きっかけは長く続けてきた発音のレッスンをオンラインに切り替えたこと。最初はその収入をほぼ全額動物福祉への寄付にしていましたが、段々と自分へのご褒美にと紅茶カップを買い始めました。増えすぎてしまい、さすがに購入をやめましたが、棚に並んだカップを眺めるのは今も大好きです。早朝レッスンの前、その日の気分でカップを選んで紅茶をいれる。皆さんの顔を思い浮かべながら、本日のレッスンを考えます。他のブランドもいろいろ試しましたが、やはり紅茶は紅茶の国のカップでいただくのが一番。それに気づいてからは、Aynsley一辺倒です。
モカとの出会いは、ニューヨーク・ウェストチェスターのペット墓地で開かれたシェルターフェアでした。ノースカロライナでお母さんと兄弟とともに捨てられていたようで、私が会った時には毛がなく、頭はシラミに食われて真っ黒な状態。それでも、なぜでしょう。気づいた時には、彼は車の助手席に座っていました。帰りのグロッサリーの予定は、ドッグフードに変わりました。
1年後、もう1匹お友達を迎えました。保護犬マウイです。
その後、夫の仕事の関係で日本へ戻ることに。2匹はもちろん一緒に、と思っていたのですが、日本の検疫は非常に厳しく、すぐには連れて入国できません。知り合いのドッグトレーナーの家に預け、私たちだけが先に渡りました。
住む場所が決まった2週間後、2匹を客室に乗せるために、夫と2人で迎えに行きました。 捨てられたと思っていたのかもしれません、人間不信になっていた2匹は、再会した時、それはもう大喜びでした。
シカゴの妹のところへ寄ってから日本へ。新しい家に着いた時、アメリカの家の匂いがしないので心配しましたが、家具の匂いで自分たちの家だと気づいたようです。
日本での6年間が終わり、次はロンドンへ。2匹を客室に乗せられるフランクフルトまで飛び、そこから車をチャーターしてロンドンへ渡りました。
日本でリードをつけた散歩しかしていなかった2匹が、イギリスの公園に着いた途端、嬉しそうに走り回っていた姿は、今でも忘れられません。
昨年の7月、マウイが旅立ちました。16年間、モカマウイと呼びながら一緒に暮らしてきました。今もマウイはそこにいます。


現在はモカと、3歳のウィンストンと暮らしています。イギリスでも保護犬を探しましたが、動物福祉が徹底しているこの国ではチワワの保護犬を迎えるのはなかなか難しく、ブリーダーから譲り受けました。後で知ったことですが、本当に犬を愛する人たちは、他の国まで保護犬を探しに行くこともあるようです。
あらためて、はじめまして YUKI SANと申します。
発音矯正の専門家として40年以上、1万人を超える方々の発音と向き合ってきました。日本で生まれ、香港、CTグリニッジを経て、現在はロンドンに暮らしています。 英会話講師、学校の英語の教師、大学の発音講師、欧米人の配偶者をお持ちの方、米英在住の方、海外勤務のビジネスマン、医師、弁護士、銀行関係者、その他様々な方々とお会いしてきました。 近いうちに、発音の話も載せたいと思っています。
Yuki -san yuki-rp.uk
