英語イギリス発音専門家プロフェッショナル基礎英語コーチ発音矯正RP容認発音英国標準発音

発音ーなぜ、how toでは変わらないのか?

著者: Yuki note で読む →

私たちがニューヨーク近郊のコネチカット州グリニッジに引っ越したのは、娘が中学1年の時でした。夫はアメリカ人、ハーフの子は勝手に英語が話せると思っている日本人は多いようです。

でも、実はバイリンガルを育てるのは一般の人が思うほど簡単なことではありません。彼女もほとんど英語を話すことができませんでしたし、発音を教えたのは私でした。

慶應義塾中等部で数学系に強かった彼女でしたが、英語が話せない彼女の前途は多難でした。一番大変だったのは、大学進学に必要なSATテストでした。英語の比重が高いのです。

これだけの「出遅れスタート」、なんとか底上げをする近道はないかと探しました。日本であれば予備校、how toを教えてくれる専門機関があります。日本の常識では、そのくらいのものはありそうなものです。

見つかったのは、せいぜい過去問をやる程度のものでした。

欧米で長く暮らしてきて思うのは——アメリカにhow toがないわけではありません。ただ、彼らのhow toは基礎の上に乗せて初めて効くものです。基礎そのものを飛ばそうとはしていない。

お茶でも、武道でも、伝統芸能でも、学びには必ず「基礎」があります。昔は、まず師匠の言う通りにやる。疑わない。近道を探さない。まずはその基礎をマスターします。

土台のないところには何も立ちません。根のない木は、風が吹けば倒れます。

それがいつからこのように変わったのでしょうか。バブルが崩壊し、先が見えない時代が続く中で、人は焦るようになりました。出版業界はそのニーズを敏感に拾い、how to本を量産しました。

「効率よく」「最短で」「すぐに使える」——そういう言葉が溢れました。ただ、基礎への忍耐だけが、いつの間にか失われてしまったのではないでしょうか。

how toが教えてくれるのは、基礎を飛ばした先のことです。土台がありません。例えば、巷では基礎もないのにシャドーイング、リンキング。

ましてや英語と日本語の発音ではそもそもの構造が違うのに、そこのところは全く無視。間違った入り口に入ると、辿り着く先は別の場所です。

英語を話せるようになることが、いかに難しいか——日本人ならよくご存知のはずです。皆さん結構驚かれるのですが、私は留学をしていません。

確かに仕事で、実力も伴わないのに現地スタッフとオリエンテーションに参加したことはありました。が、基本的に大学で専門的に学んだのが全てです。プラスそこに努力はありましたが。

43歳になって夫の仕事の関係で初めて外国へ行きました。私の発音にアクセントがゼロだとは言いません。それでも、ネイティブと話してきれいな発音だと言われることはしばしばですし、ネイティブの話の流れを壊すことはありません。

では、私が大学の時に何をしていたか??基本的には一つ一つのアルファベットを何時間も繰り返させられただけなのです。

本物を手に入れると、何が変わるのでしょうか?少なくとも発音が変わると、対等に扱われるようになります。そしてsmall talkが簡単にできる。私の人生は変わりました。

あなたがどの入り口に立つか。そこから、辿り着く場所は変わります。

発音矯正を始めませんか?

40年以上の経験を持つ発音矯正専門家によるオンラインレッスン

レッスンを予約する