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モカマウイ そしてウィンストン PART2

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毎朝、目が覚める前にモカが起こしにきます。朝ごはんだよ! 
最近は、リビングからも声がします。

クレートから、小さな音がしています。ご飯ちょうだい、ご飯ちょうだい。
クレートから頭がぴょんぴょん飛んでいます。
見て見て――これ、あげるよ!

口に咥えている歯固めが、一体何なのかさっぱりわかりませんでしたが、どうやらこれは、取引のようでした。

あちこち嗅ぎ回っては、あるはずのないところから何かを発掘します。一度はホーランドパークで、どこかで無くした私の指サポーターを見つけてくれました。「ママ!これママの??」まさか公園でなくしたとは思ってもいなかったのでびっくりです!こんな広い公園の中から、よくぞ探してくれました!

とはいえ、発掘したものを無事に返してくれるとは限りません。
手当たり次第に噛みます――日本から持ち帰ったマッサージ機まで。ウィンストン、あれは十万円もしたのよ。それにここでは買えないの。。でも、相手は子犬です。怒れるわけがありません。そこに置いておいた私がいけなかったのです。

彼は犬用のビデオも大好きです。他の犬が出てくると、画面に鼻先を押しつけて、頭をゆっくり、真剣に傾けます――なぜここに犬がいるのだろう?でも匂いがしないよ。

モカとマウイはこの異星人に辟易気味。
平和で静かな老後に訳のわからないものがやってきた。
遊ぼう? ……。遊ぼう? ……。遊ぼうよ?
でも、根っから明るいウィンストンはへこたれません。

散歩は三匹一緒です。
でも私はウィンストンにつきっきりです。
come、with me、待て。ロンドンの公園では、※これらの躾ができていなければ犬はノーリードでは歩けません。
野生の鳥、犬、そして馬。見事に調和しているこの世界が大好きです。

モカは大のママっ子です。私も初めての犬で甘やかしすぎました。
いつでも僕がママの一番なのに。私も気になりつつ気になりつつ、ウィンストンの躾をしなくてはならないのです。
恨めしげなモカの目。針のようです。

よくあの三匹を連れて歩いたものだと思います。写真を見たら、三匹連れて歩いています。年寄りの二人は走り回らない。だから、なんとかなったらしいです。
このケンジントン公園でちょっと有名になりました。

そんな日々の中、マウイの様子がおかしくなりました。
眼科へ行ったら、目の中にできものができていました。なぜかウィンストンも一緒に連れて行きました。

処置を見せてしまったのは失敗でした。そして、まずいことにウィンストンは理解したのです。さぞかし恐ろしいものに見えたことでしょう。処置のあと、獣医師がおやつを差し出すと、彼はきっぱりと断りました。

そういうことをする人からは、僕はおやつを貰わないよ。

それでもある朝、マウイとウィンストンが並んで眠っているのを見つけました。少しずつ、少しずつ、何かが変わっていきました。

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